TypeScriptバージョンの確認方法

TypeScriptバージョンの確認コマンド

TypeScriptのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。

tsc --version

このコマンドは、インストールされているTypeScriptのバージョンを表示します。もしTypeScriptがインストールされていない場合は、エラーメッセージが表示されます。その場合は、適切な手順でTypeScriptをインストールする必要があります。具体的なインストール方法については、後述の「特定のTypeScriptバージョンのインストール」をご覧ください。

プロジェクト内のTypeScriptバージョンの確認

プロジェクト内で使用しているTypeScriptのバージョンを確認するには、プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行します。

npx tsc --version

このコマンドは、プロジェクト内で使用しているTypeScriptのバージョンを表示します。npx コマンドは、プロジェクトの node_modules ディレクトリ内のパッケージを実行するためのコマンドです。したがって、このコマンドはプロジェクト内にインストールされているTypeScriptのバージョンを表示します。

もし、プロジェクト内にTypeScriptがインストールされていない場合は、エラーメッセージが表示されます。その場合は、適切な手順でTypeScriptをインストールする必要があります。具体的なインストール方法については、後述の「特定のTypeScriptバージョンのインストール」をご覧ください。

グローバルにインストールされたTypeScriptバージョンの確認

グローバルにインストールされているTypeScriptのバージョンを確認するには、以下のコマンドを使用します。

tsc --version

このコマンドは、グローバルにインストールされているTypeScriptのバージョンを表示します。もしTypeScriptがインストールされていない場合は、エラーメッセージが表示されます。その場合は、適切な手順でTypeScriptをインストールする必要があります。具体的なインストール方法については、後述の「特定のTypeScriptバージョンのインストール」をご覧ください。

package.jsonでのTypeScriptバージョンの確認

Node.jsプロジェクトでは、package.jsonファイルを使用してプロジェクトの依存関係を管理します。このファイルには、プロジェクトで使用する各パッケージのバージョン情報が含まれています。

TypeScriptのバージョンを確認するには、package.jsonファイルを開き、dependenciesまたはdevDependenciesセクションを探します。TypeScriptがリストされている場所を見つけ、その隣に表示されているバージョン番号を確認します。

例えば、以下のようなエントリがある場合、

"devDependencies": {
  "typescript": "^4.1.2"
}

上記の例では、プロジェクトはTypeScriptのバージョン4.1.2を使用しています。ただし、^記号があるため、4.1.2以上で最新の4.x.xバージョンがインストールされます。

もし、package.jsonにTypeScriptが見つからない場合は、プロジェクトはTypeScriptを直接依存関係として使用していない可能性があります。その場合は、適切な手順でTypeScriptをインストールする必要があります。具体的なインストール方法については、後述の「特定のTypeScriptバージョンのインストール」をご覧ください。

特定のTypeScriptバージョンのインストール

特定のバージョンのTypeScriptをインストールするには、以下のコマンドを使用します。

npm install -g typescript@<version>

ここで、<version>にはインストールしたいTypeScriptのバージョンを指定します。例えば、TypeScriptのバージョン4.1.2をインストールするには、以下のコマンドを使用します。

npm install -g [email protected]

このコマンドは、指定したバージョンのTypeScriptをグローバルにインストールします。グローバルにインストールすると、システムのどのディレクトリからでもそのバージョンのTypeScriptを使用できます。

また、特定のバージョンのTypeScriptをプロジェクト内にインストールするには、-gオプションを省略します。

npm install typescript@<version>

このコマンドは、現在のディレクトリにあるプロジェクトに指定したバージョンのTypeScriptをインストールします。プロジェクト内にインストールすると、そのプロジェクトだけでそのバージョンのTypeScriptを使用できます。他のプロジェクトは影響を受けません。これは、プロジェクトごとに異なるバージョンのTypeScriptを使用する場合に便利です。

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